下ごしらえなしでサッと揚げるだけで料理が完成する冷凍食品の揚げ物は、その手軽さからお弁当などに活用している方も多いと思います。ですが、中には、破裂してしまったりべちゃっとしてしまうなど、なかなか上手く揚げられないという方もいるかもしれません。そこでこの記事では、冷凍食品の揚げ物を上手に揚げるポイントや、種類別の美味しく上げるコツについてご紹介します。

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冷凍食品の揚げ物の上手な揚げ方のポイント

冷凍食品の揚げ物の上手な揚げ方のポイントは以下の3点です。

 

• 冷凍したまま揚げる
• 一度にたくさんの量を揚げない
• 必要以上に触らない

 

それぞれ詳しく解説していきます。

冷凍したまま揚げる

まず、冷凍食品の揚げ物は、解凍せずに凍ったまま油に入れるというのが鉄則です。なぜなら、冷凍食品は解凍すると水分が出てしまい、風味が落ちてしまうからです。さらに油はねを起こす危険性も高まるほか、形が崩れたり中身が出てしまうこともあるため見た目にもきれいに仕上がりません。

一度にたくさんの量を揚げない

2つ目のポイントは、一度に少しずつ揚げるという点です。一度に多くの食材を投入すると油の温度が下がってしまい、サクッとした仕上がりになりません。冷凍の揚げ物がどうしてもべチャッとした仕上がりになるという方は、一度に入れる量を少なくしてみてください。

必要以上に触らない

3つ目のポイントは、油に入れたら必要以上に触らないことです。揚がり具合が気になるのはわかりますが、箸で触りすぎると衣がはがれたり形が崩れたりして上手く揚がりません。特に揚げ始めは絶対に触らないようにしましょう。

【種類別】冷凍食品の揚げ物を美味しく揚げるコツ

次に、冷凍食品の揚げ物を美味しく揚げるコツを種類別にご紹介します。

冷凍エビフライ

揚げ物の王道といえばエビフライですよね。エビフライは油を170～180度の温度にしてから投入し、2分ほどは触らず、全体で3～5分程度揚げれば完成です。途中油に浮いてくるフライの衣を取り除くと、きれいな仕上がりに。エビフライに霜がついている場合は、取り除いてから揚げるようにすると油はねを防げます。

冷凍コロッケ

冷凍コロッケを破裂させずに美味しく揚げるポイントは、凍ったままの状態で170～180℃の油に入れ、あまり触らずに5分ほど揚げること。表面に霜がついている場合はあらかじめ落としておくのもポイントです。

冷凍から揚げ

冷凍から揚げはレンジ加熱で食べられるものがほとんどなので、油で揚げる方は少ないかもしれません。ですが、レンジ加熱したから揚げはどうしてもカリっと仕上がらないため、レンジ加熱後にオーブントースターで加熱するか油で揚げる方法がおすすめです。すでに食べられる状態まで加熱してあるので、揚げる場合は高温・短時間で揚げるのがポイント。

冷凍ポテトフライ

冷凍ポテトフライをカリっと美味しく揚げるコツは、油の温度が下がらないよう少量ずつ入れることと、軽く菜箸で動かしながら表面が硬くなるまでじっくり揚げること。また、ポテトに霜や氷がついていると油がはねて危ないので、油に入れる前に取り除いておきましょう。

冷凍トンカツ

冷凍トンカツを美味しく揚げるポイントは、油に凍ったままのトンカツを入れてから火をつけることと、衣が色づくまで触らないでじっくり揚げること。さらにサクっとさせたい場合は、6～7分揚げた後に一旦取り出し、180℃くらいの油で二度揚げする方法がおすすめです。あらかじめ加熱してあるタイプの冷凍トンカツの場合は、パッケージの表記通りにレンジ加熱した後に軽く揚げるとサクっとさせることができます。

コツを押さえて冷凍揚げ物を美味しく調理しよう

面倒な下ごしらえをカットできる冷凍食品の揚げ物は、忙しい主婦の味方。ちょっとしたコツを押さえるだけでいつもの揚げ物が格段に美味しく仕上がるので、ぜひ次回から意識してみてくださいね。